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早朝の街並を眺めると、たくさんの人がジョギングやウォーキングをしています。
歩くことが健康にいいということはわかっていますが、三日坊主で終わってしまい、継続することができません。
何かいいコツはないでしょうか?
「ハイハイわかりました。アクティブ博士がその秘訣を伝授しよう!」

まず、ウォーキングの素晴らしさ、そしてウォーキングこそ高齢者にとって最高の運動であるということをしっかりと理解しておきましょう。
老後の最大の課題は健康です。日常生活のなかで健康を維持するために必要なことは、いうまでもなく適度な運動と食事です。
しかし、仕事を辞めて家にいると運動量が激減してしまうことが多いのです。
サラリーマン時代は通勤や外回りの仕事など、必然的にかなりの量のウォーキングを行っていたのです。
ところが退職すると、その必要性がなくなり、そのかわりに何かスポーツをと思っても、サラリーマン時代にほとんど経験していなかったから、すんなりと始めることはできないでしょう。
歩かない、スポーツはしない、けれど食べる量はそのまま。
これでは健康でいられるはずがないでしょう。
WHO(世界保健機構)が、老人病にかからないための予防のひとつとして推奨しているのは、適度で定期的な運動です。
そういう点で「いつでも・誰でも・道具なしに」運動できるウォーキングが、高齢者にとって最適なのです。スポーツをいきなり始めても、腰や膝を痛めたり無理な負担をかけてしまいます。ただでさえ血管が老化しているのですから、脳梗塞や心筋梗塞の引き金になるかもしれません。
老後の最大の不安である「寝たきり」にならないためには、足腰を鍛えることが不可欠です。
老化は足からくるといいますが、まさにそのとおりで、膝が痛い、腰が痛い、歩くのがつらいという状況が長引けば、寝たきりになる可能性がぐんと高くなるはずです。

また、脳梗塞や心筋梗塞など死に直結する動脈硬化を抑えることが健康の秘訣ですが、この点からいってもウォーキングは重要です。
1994年の国民栄養調査(厚生労働省)によると、歩数が多いほど、HDLコレステロール(善玉コレステロール)値が高くなる傾向があるそうです。
また、日常生活における運動実践状況を「毎日している」「ほとんど」「ときどき」「まったくやらない」に分けて継続的に体力調査を行ってみると、「毎日している」人と「まったくしていない」人では、最大で20歳もの体力差が出たのです。
さらに、「何歳あたりで老化意識を持つか」という質問に対しても、体力年齢が若い人ほど老化の自覚が遅いことが証明されています。
万歩計を使って、1万歩を目標に頑張ることができればいいのですが、まずは20分歩くことを目標としてみてはいかがでしょうか。20分であれば、たいへんだという意識も生まれないでしょう。
また、三日坊主に終わらせないためには、ウォーキングを、生活のなかに取り入れる工夫をすることです。
犬を飼って毎朝散歩させたり、夫婦で実践することを約束したり、働いている人であれば、通勤はバスを利用しないで歩くなどするとよいでしょう。
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