サイ太君:博士! 僕が書いた文字がそのまま入力されちゃうパソコンが出たって聞きましたが、本当ですか?

アクティブ博士:オー! サイ太君も情報通じゃな。昨年11月初旬から画面への手書き入力が可能な「タブレットPC」がパソコンメーカー9社から発売されたんじゃよ。各社共、久しぶりのパソコン関連では新製品で、これによりパソコンユーザーを拡大しようという狙いが感じられるんじゃよ。

サイ太君:でも、僕はいま使っているパソコンに何の不自由も感じていませんよ。手書きよりキーボードを打った方がずっと速く文章が書けます。それに、パソコンは僕より漢字を知ってるし…

アクティブ博士:サイ太君は若いからなあ。私のような年寄りはキーボードに一種の畏怖を持っているんじゃよ。サイ太君にパソコンについて指南している私だって、最初はキーボードを一本指で打っていたんじゃ。まあ、パソコンの前でいっぱい汗を流したから、いまではこうやってサイ太君の質問にも流暢に答えることができるようになったんじゃよ。

サイ太君:へえ〜、博士にもそんな時代があったなんて、想像できませんね。

アクティブ博士:そりゃそうだよ。私は日々努力しているからね。サイ太君も遊んでばっかりいてはダメだぞ! 少しは勉強しないと!

サイ太君:ゲェ〜、お説教ですか。「タブレットPC」のことを聞いただけなのに、とんだやぶ蛇だ。博士、お説教は後で聞きますから、早く「タブレットPC」のことについて教えてください。

アクティブ博士:そうだった。「タブレットPC」の話をしていたんだ。じゃあ、お説教は後にして本題に戻るとするか。「タブレットPC」とは、マウスやキーボードの代わりにタブレットペンを使って操作できるパソコンのことをいうんじゃよ。液晶ディスプレイのパネルにセンサーが付いているから、そこを専用のペン先で触れるだけで、マウス操作ができるんじゃよ。すなわち、ペンで画面を押す操作がマウスのクリックに相当するんじゃ。つまりペン1本でキーボードとマウスの仕事をこなすのじゃよ。例えばメニュー操作や、線を引いたりなんてことも可能なんだ。勿論、文字入力だってOKだ。

サイ太君:でも、さっきも言ったように、僕なんかキーボードを打った方が文字を書くより速く入力できるんですよ。難しい漢字だって、パソコンに教えてもらっています。

アクティブ博士:確かに、サイ太君の手書きの文章はひらがなばかりじゃのう。しかしなァ、わしの周りの年寄り連中でまだパソコンを始めていない者の殆どは、キーボードに対する拒絶反応が原因しているんじゃよ。「この歳になって、あんなもの使えるかっ!」て言うんだ。確かに、我々年寄りにとってキーの配列を覚えるのはなかなか大変だよ。だけど、一度パソコンの便利さを知ってしまえば、「これほど便利なものはない」ということはサイ太君もよ〜くわかっているはずだ。だから、キーボードを使わず手書き入力やペンタッチだけでパソコンができるっていうことになれば、パソコンに対する障害がかなり取り除かれることになるんじゃないかなァ…。

サイ太君:ってことは、この「タブレットPC」って高齢者向けに開発されたものなんですか?

アクティブ博士:いや、特に“高齢者向け”って銘打たれたものではないよ。ビジネスマンが会議中にささっと手書きで書き留めたり、立ったまま、ノートに書き殴るように手書き入力したりと、使い方は様々あるんじゃよ。どちらかというと持ち運びの手軽さ、机から離れたときの使いやすさに主眼が置かれているんじゃないかな。

サイ太君:そうですね。ノートパソコンも随分と小型化、軽量化してきましたが、やはりテーブルにのせたり、膝にのせたりしないと使いづらいですよね。立ったままノートに書き殴るように使えるのだったら、外出したときなんか、ほんと、便利ですよね。

アクティブ博士:そうなんだよ。携帯性を重視した1キロを切るようなものも現れたんだよ。それに、普通ディスプレイってのは横長だろ?それが縦でも使えるんだ。立ったまま片手で持って使うとき、本当にノートに手書きするみたいなんだよ。紙のノート同様に手書きの文字や絵がそのまま表示されるのじゃが、その際、描く時の筆圧をセンサーが感知するので、線に強弱を付けることができるんじゃよ。またな、ワードで書いた文章を画面上に表示し、それにアカペンで手書きの校正を書き込むこともできるんじゃよ。

サイ太君:へえ〜、手書きが可能なら、待ち合わせ場所の地図を簡単に書いてメールすることもできますね。

アクティブ博士:その通りじゃ。サイ太君のデートのときなんゾとても便利じゃな。タブレットPCには大きく分けて二つのタイプがあるんじゃよ。一つは、機能をとにかくペン入力だけにしぼった「ピュアタブレット型」と、キーボードもついていてノートパソコンとしても使える「コンバーティブル型」の二つなんじゃ。
その他に、富士通のように通常はデスクトップとして使い、必要に応じ液晶画面だけを取り外し、それがペン入力で使えるようになっているといった、とても便利なタイプもあるんじゃよ。

サイ太君:なんか欲しくなってきちゃったなあ。僕の薄給でも買えるのかなァ?

アクティブ博士:そこなんだ。値段が一番の問題なんじゃよ。まだまだ、高値でなあ。わしも欲しいと思っているんじゃが、なにぶん、我が家の財布の紐を握っているのは女房でな、わしもまだ指をくわえてみてるだけなんじゃよ。

サイ太君:博士も僕の前では偉そうにしているけど、家では奥さんのお尻にしかれているんですね。なんか気の毒になってきたなあ。

アクティブ博士:そうなんじゃ。わしの話を感心しながら聞いてくれるのはサイ太君ぐらいじゃよ。だから、「タブレットPC」のことがわかったところで、さっきの続きの説教に戻るとするか!

サイ太君:エッ! そんなあ…同情して損した気分!

「富士通タブレットPC」

<仕様レポートは以下のページよりご覧ください>
http://review.tabletpc.jp/snap/TabletPC.asp?PID=1017
http://review.tabletpc.jp/snap/TabletPC.asp?PID=1016
http://review.tabletpc.jp/snap/TabletPC.asp?PID=1045